# 漫画脚本｜南からの風味 ― 一杯から始まる旅

レビュー用完成脚本・全6ページ／2026年10月30日

## 共通演出

青年漫画調。現代は親しみのある線、歴史場面は静かな陰影。黒・白を主役とし、赤はページ番号と章題に限定。各ページ4コマ、右上→左上→右下→左下の読み順を基本とし、スマホではページを縦に並べる。台詞は画像に焼き込む前に校正する。人物は仮の創作キャラクターで、本人の肖像を想像で再現しない。

主人公：鹿児島の味に親しみ、カンボジアで麺料理に出会った開発者をモデルにした成人。短髪、無地のシャツ。実在の氏名・年齢・経歴を決めつけない。現代場面の発言・試作過程は演出として再構成。

冒頭注記：「開発の着想をもとに構成した物語です。人物・会話・情景には演出を含みます。歴史の説明と創作上の想像は分けて表示しています。」

## 1ページ｜遠い食卓、近い記憶

役割：歴史の結論ではなく、ひとりの感覚から始める。

1. 横長の大コマ。現代のカンボジアの食堂。日常のテーブル、湯気、外から入る光。観光記号の寺院をむやみに置かない。地の文「カンボジア。ある日の食卓で。」
2. 丼をのぞく主人公。米麺が見える。台詞「この一杯、どこか懐かしい。」
3. 箸を止めた顔と、記憶の中の鹿児島の丼を小さく重ねる。内心「鹿児島で食べた味を、ふと思い出した。」
4. 食堂の隅で小さなノートを開く。台詞「どうして、そう感じたんだろう。」ページ末「その疑問が、旅の始まりだった。」

注記：［創作・開発の着想］。実際の食堂・日付・一杯の具材は未確定。実食写真が来るまで汎用描写にする。クイティウの米麺はS04。

## 2ページ｜似ている。その先へ

役割：共通点だけで起源を結びつけない。

1. 卓上のノートに「クイティウ」と「鹿児島ラーメン」。丼の図は左右に独立して置き、矢印で直結しない。台詞「似ていると感じた。でも、同じ料理ではない。」
2. 米麺のアップ。地の文「クイティウは、カンボジアで親しまれる米麺料理。」
3. 主人公がメモを追加する。「麺。スープ。香り。店ごとの違い。」台詞「自分が食べた一杯から、少しずつ確かめよう。」
4. 開いた資料へ視線を移す。台詞「鹿児島は、海の向こうと、どうつながってきたんだろう。」

注記：［料理の説明 S04］［会話・比較は創作］。揚げネギ／揚げニンニク、もやし、漬物の共通性は未確認のため断定しない。

## 3ページ｜海の向こうへ

役割：確認できる交易史を、商品起源とは切り離して紹介。

1. 主人公が資料を読む現代場面。見出し「資料からわかること」。地の文「琉球王国は、中国や東南アジアなどとの中継貿易で栄えた。」
2. 想像図の港。帆船、荷物、人々のシルエット。ラベル「当時の港を想像した情景」。地の文「海は、品物や人が行き交う道でもあった。」
3. 抽象的な海域図。中国・琉球・日本・東南アジアの位置関係を示す。地の文「時代や地域ごとに、さまざまな関係があった。」脚注「概念図。特定の麺料理の伝来経路を示すものではありません。」
4. 主人公の指が資料のページで止まる。台詞「けれど、交流の歴史は、穏やかな話ばかりじゃない。」

注記：［確認できる歴史 S01/S02］。帆船・服装は厳密復元ではなく想像図。カンボジアから鹿児島へ丼を運ぶ描写を避ける。

## 4ページ｜歴史を、丁寧に読む

役割：侵攻と支配を隠さず、食文化の背景を扱う。

1. 余白の多いコマに「1609年」。海岸と遠景の船を静かに描く。地の文「薩摩は琉球へ侵攻した。その後、琉球は島津氏の支配を受けた。」
2. 現代の主人公に戻る。台詞「豊かな文化の背景には、複雑な歴史もある。」
3. 本と食卓の静物。地の文「鹿児島の食文化には、南方や大陸との交流も重なっている。」
4. 主人公のノートに二つの欄。「確認できること」「まだわからないこと」。台詞「だから、わかっていることと、想像は分けたい。」

注記：［確認できる歴史 S01/S02/S03］。侵攻を英雄的見開き、祝祭、料理の贈呈場面にしない。つけ揚げの由来を補足する場合は「沖縄のチキアギーにルーツがあるともいわれる」（S03）と限定する。

## 5ページ｜受け継ぐこと、つくること

役割：戦後の鹿児島ラーメンと現在の創作をつなぐ。

1. 戦後の街を想像した、店の灯りが点在する場面。地の文「戦後の鹿児島では、いくつもの店が、それぞれの味を育てていった。」ラベル「街の情景はイメージ」。
2. 現代の資料を読む場面。ノートに店名と異なる丼のスケッチ。独白「それぞれの店、それぞれの味。」
3. 主人公がノートを閉じる。台詞「クイティウが直接伝わった、とは言えない。でも、出会いから新しい味は考えられる。」
4. 現代の厨房。手元、鍋、試作ノート。台詞「今の自分たちの一杯を、つくろう。」

注記：［主催者による歴史紹介 S07］［試作場面は創作］。創業年表は原本全頁を精査できていないため本作に掲載しない。歴史上の店主本人を登場させ、架空の証言を語らせない。

## 6ページ｜南からの風味

役割：新商品と発売店へ、静かに着地。

1. 現代の厨房で丼を置く手。台詞「遠い国で感じた親しみを、この一杯の出発点に。」
2. 丼の大きなコマ。商品名「薩摩牛骨ぼっけもん」。地の文「歴史に思いを寄せながら、今を味わう。」実物写真と仕様確認後に盛り付けを確定。
3. カウンター越しに丼を差し出す主人公。台詞「どうぞ、召し上がれ。」
4. 余白を生かした締め。「南からの風味。」その下に「2026年11月中 先行発売予定／麺屋あぶらや 天文館本店」。末尾「将来の『南方福楼』へ、この物語をつないでいきます。」

注記：［商品企画］。価格・発売日・営業時間は確定後追記。未確定の完成品を正確な商品写真のように表示しない。

## 巻末・LP併記用

「本作は商品開発の着想を伝える創作漫画です。クイティウと鹿児島ラーメンの直接の伝来関係を証明するものではありません。史実の説明は出典資料を参照し、人物の会話・歴史情景は再構成しています。」

参考資料：出典台帳 S01〜S04、S07。LPでは巻末から各資料リンクへ移動できるようにする。

## 素材制作時の指示

- 人物の髪型・服装・顔の比率を全6ページで統一。成人の落ち着いた表情。既存作家の絵柄を指定しない。
- 各コマの余白を確保し、日本語は別レイヤーで組む。セリフを省いて絵だけを生成する場合も、掲載時には本文・代替テキストを添える。
- 歴史の情景を記録写真・学術復元と呼ばない。丼の材料や牛骨の産地を絵で断定しない。
- 最終確認：主人公の設定、1ページの実食体験、試作の実情、最終商品の外観、店名表記。
